2022-01-01から1年間の記事一覧

弱虫は真っ直ぐ歩けない

私がまだ制服に腕を通していた頃、私を縛るものはたくさんあって、当時の私の目でみれば世界は厳しかった。理解のない父親、押しつけがましい先生、上っ面の友情を見せつけあう友達。この世界の間違っているところを挙げようと思えばいくらでも挙げられただ…

ボトルメール

人生なんて、世の中なんて。 分からないことだらけだ。 今日たまたま短大でお世話になった先生と会った。お互いに最近どうだったとか話をして、先生がこう言った。「お互い社会の荒波に揉まれまくってるなぁ」と。先生の目には憂いのようなものが宿っていて…

物語を知るにはいつだって

安い絶望のために死にたいと思ったことがある。突然莫大な借金を背負わされたとか、最愛の人を亡くしたとか、ドラマチックな何かがある訳じゃなかった。ただ自分の弱さを淡々と突きつけられる日々や、大好きなパートナーを理解できない毎日に嫌気が差したの…

人生で通り過ぎていく人

すごく好きだけど遠い距離のまま、出会ってからさほど変わらない関係のまま別れていくようなことが稀にある。 私にとってそれは、名前の知らない後輩であったり、研修先のイケメンなバイトくんだったり、たまたま知り合ったモデルのお兄ちゃんだったりする。…

それは、初めて言われました

私は人間観察が好きだし、仲のいい友達について理解がある方だと思っていた。だけど、全然そんなことなくて、私はその人の何を見ていたんだろうって思うことがある。 強くそれを感じたのは高校の時の彼女と別れた、その後のこと。私がこの短い人生の中で、最…

恨んでばっかりだなお前は

高校の時。部活の先輩達を尊敬していたし、憧れていた。でも彼らが引退する時に放った「お前との思い出は特にないわ」という言葉が尾をひいて、純粋な好意がねじ曲がってしまったまま私は高校を卒業した。 そこからさらに時は流れ、実に5年ぶりとなる再会を…

すぐに飛躍してこの世から消える

このブログを書き始めようと思って、何を書きたいか考えていた時。どんなのがいいかそれなりに案があって、そのいくつかは弟や母の事だった。 それらを書く時どのエピソードから書くのか。どこまでなら書いていいのか。考えているとふと思ったことがある。 …

徒然なるままに

あけましておめでとうございます。 去年から何かしら長く自由に言葉を吐きたいと思っていました。それはブログのような、エッセイのような。形は決まってないけど何かそういうもの。そう思っていた時にたまたま見つけたのがこのブログだったので、ここで何か…